【参加レポート】とやま移住旅行Vol.4course1とやまの新+継 地域の仕事たち くらししごとツアー1日目

9月28日(土)~29日(日)の1泊2日で行われた、
「とやま移住旅行Vol.4course1とやまの新+継 地域の仕事たち くらししごとツアー」
こちらのツアーに富山県定住コンシェルジュとして同行しました。

毎回違った富山県を見て、感じて、体験できる、普段の観光では出来ないことをする移住検討者向けのこのツアー。2017年から始まり、これまで10コース開催されました。

11コース目となった今回は、南砺市(1日目)・砺波市(2日目)を巡ります。


集合場所は富山空港と富山駅。それぞれ参加者とスタッフがバスに乗り込み、最初の目的地へ向かいます。


バス移動中はこれまでの移住旅行を全て企画してきた(株)ワールドリーデザインのスタッフが今回のツアーの概要を説明。

途中、現地ガイドや移住支援担当職員を乗せつつ、富山駅から約1時間で最初の目的地に到着。


南砺市井波地区にある株式会社コラレアルチザンジャパンさん。


井波地区は木彫刻で有名なまちです。
コラレアルチザンジャパンさんではその町の職人と共にその技術を生かした企画を運営・プロデュースを手掛けています。専属の建築家・染色家・フォトグラファーもおり、古民家や飲食店のリフォームして自ら経営もしています。


まずは代表からの事業紹介。スライドも交えてわかりやすく且つ惹きこまれるかいせつでした。


そして実際にリーフォームしたお店を見るために移動。
ちなみにこの道はメインの大通りから1本裏の道です。かつてはここにも商店などが並んでいましたが、今そこは空き家(店舗)となり、住民の通り道にしかなっていないそう。
そんな空き家(店舗)を活かした事業も計画中なんだとか。


数分歩くて到着したのは「nomi」というカフェバー。
空き家をリノベーションして開いたこのお店は、表通りから裏通りへ抜ける通路としても使われている。
彫刻を作る際に出る削りくずを燻製用の材料にして提供される料理がうりで、お酒のお供に好評という。
彫刻は材料となる木にもこだわっており、今まで捨てるしかなかった削りカスは香りもよく燻製には最適で、カスの処分に困らないと職人の方々も受けているという。
職人たちに会えるお店として観光としての利用、古民家ホテル利用者の食事の場にもなっている。

いままで身近過ぎて捨てたりしていたものが、外の人が見たらすごく魅力的なものになる、それを活かした新しいビジネス、素晴らしいお話を聞くことができました。

次に向かったったのは、フェアトレード専門店「metio(メティーオ)」


フェアトレードによる世界中の商品が並ぶこのお店、ジャンルも様々で、服飾系、アクセサリー、せっけんや化粧品類、インテリア、食料品など多岐にわたります。

このお店の店主は元富山県定住コンシェルジュ、つまり私の先輩にあたります。
当時、私は相談者としての立場としてお世話になったことがあります。
立場が変わってのこのような再開は、当時は思ってもいませんでした。
そんなこともネタにお話ししながら参加者・スタッフ含め、お買い物タイム。
こちらの商品はネット通販も行っているので、写真上部の店名のリンクからどうぞ。

この後は井波のまち歩き、3つのチームに分かれて、各チームのガイドと共にランチも兼ねて行われました。
今回のガイド3名はいずれも南砺市地域おこし協力隊の方々です。

私が入ったチームは「井波の穴場スポット散策」チーム、観光ガイドに一面で載る場所とは違う井波の見どころを紹介していただきました。


まずはランチ、「trattoria da Takeshi(トラットリア ダ タケシ)というイタリア料理店。
入口の木彫刻は季節ごとに変えるそうです。今は秋模様。


店内はこの高い天井のおかげで開放感が良くとても落ち着きます。
ここではパスタランチセットをいただきました。


パスタ・パン・サラダ・スープ・コーヒー付、パンは自家製でパスタも季節ごとに多種多様にそろってます。
写真は私が頼んだパスタ、正式な名前は忘れてしまいましたがトマトベースのパスタをいただきました。


食後のコーヒーを飲みながら参加者(左)とガイド(右)との語らい、富山への移住の際にやはり心配なのは、冬(雪)。経験がないと車の運転など不安になります。

富山県には道路に消雪装置があり、水で雪を解かす仕組みができています。除雪も通勤前の早朝(場所によっては夜中)に行われ、日中の道路はほとんど雪はありません。冬用タイヤさえしっかり履いていれば大丈夫。

といった相談も交えながら、私たちも一緒に談笑しました。

ランチ後は歩いて散策。


こちらの石畳のメイン通り(八日町通り)に数々の工房があり、木彫刻が作られていくところを間近に見学できます。立ち並ぶ家々も昔ながらの木造建築が並び、お土産屋や酒蔵があります。

その大通りから一本入った裏道散策が今回のテーマ。


車では行けない細道を行きます。こんな道を知っているのは地元の人ならではですよね。


ここは「黒髪庵(くろかみあん)」。(写真は「芭蕉堂」)
加賀・越中・能登の俳人たちによってててられ、松尾芭蕉の遺髪とその弟子である狼化上人が築いた「翁塚」があり、指定文化財です。
今なお、数年に一度全国から俳人か集まっての句会が開かれるそうです。


再建中の石垣を発見。これは狙っていたわけではなく、偶然見つけました。


さらに進み、八日町通りからさらに奥、


この鳥居の先にあるのが「井波八幡宮」です。境内は井波城跡に建てられ、当時の石垣がまだ残っています。


狛犬に苔が生えてそこから草が、まるで毛が生えているようになっていました。


本殿の横にある「蚕堂」、井波地域はその昔、養蚕業をなりわいとしていてその業者たちが蚕の霊をともらうために作られました。1861年に建てられたこのお堂は総ケヤキ造りで当時の堂塔建築を垣間見れる貴重な建物です。


井波に行くとなると八日町通りと瑞泉寺がメインとなることがほとんどだと思いますが、もう少し奥にも歴史的建造物があるのだな初めて知れました。
この看板は名所ごとに設置されているのですが、それぞれここにあるものだけが木彫りになっているこだわった看板です。この写真では、「⑤臼浪水」が木彫りになっています。

駐車場に戻って全員合流し、続いては福野地域に向かいます。
福野地域は南砺市の街なかにあたり、市役所などの重要施設があります。
ここでは街並みを歩いて散策しました。


ランチ中に話題になった道路の消雪装置。


少し雨が降ってきました。

福野地区では行燈がまちを練りまわし最後は壊しあう「福野夜高行燈祭」が毎年5月1日、2日に行われます。


こちらが行燈の模型(福野文化創造センター「ヘリオス」内)、
行燈は毎年新しいものが作られ、それを壊しあう姿は何度見てもすごい迫力なんだとか。

30分ほど歩き、バスに乗って続いて向かったのは、「Cucina Nobu(クチーナ ノブ)」

元地域おこし協力隊員が営むイタリアンレストラン。
今回の対話&夕食交流会会場となります。


ここから新たに南砺市・砺波市への移住者の方も参加し、対話が始まります。
まず今回の全体ガイドを務めて頂いた株式会社まとめる専門家代表の松本八治さんが自ら行っている移住政策・地域活性事業、富山県の働き方事情など説明。


そして参加者・スタッフ・ゲスト全員で、自己紹介、参加目的、移住に関する不安や質問を紙に書いて発表。みんなで意見しあって「移住」に関しての意識をお互い高めることができました。

およそ90分間の対話を終え、夕食交流会へ。
先程も述べましたが、ここ「Cucina Nobu(クチーナ ノブ)」は元南砺市地域おこし協力隊員が開業したイタリアン料理店。隊員活動中もケータリングなどをしながら料理の腕をふるっており、それを知った住民の一人が「自分の空き家を使わないか?」と提案し、任期終了後、店舗としてリノベーションし開業しました。

そのお店がすごく大きくてとても驚きました。


近隣の中でも大きく立派なおうちで、庭もあり目に入りやすいです。


そして、乾杯!!
1日お疲れ様でした。


店内はダイニングキッチンとなっており、目の前で調理工程を見ることができます。今回はビュッフェ形式でカウンター席に沢山の料理が並びました。
中でもおすすめはこだわりピッツァ。(写真なくて申し訳ありません)
店主手作りのピザ窯で焼き上げ、塩麴を練りこんだ生地は軽い触感且つ、冷めても硬くなりにくい。ピザ窯も厨房内にあり、生地伸ばしから具材のせ、焼きあがっていく過程も客席から見ることができるので食欲をそそります。


店主(中央)と奥様(右から2番目)からもお話、お伺いしました。
移住してから開業までのお話のなかでおしゃっていたのは、
「移住は夫婦で意見が一致したので、決断は早かった。お店開業は『ご縁』と『タイミング』が良かった。建物も新聞の記事を見つけて声をかけていただいたご縁で見つけることができ、その方も『料理店を作ってほしい』という願いをもっていて、まさにタイミングが良かったんです。」

といった話に、参加者・スタッフ一同も興味津々でした。
美味しいお食事に貴重なお話、ありがとうございました。

これで、1日目は終了。南砺市内のホテルにて宿泊しました。
2日目は砺波市を巡ります。
(富山県定住コンシェルジュ 伊藤)

【参加レポート】とやま移住旅行Vol.4course1とやまの新+継 地域の仕事たち くらししごとツアー2日目