【参加レポート】転勤族妻&ママ「富山まちとつながる旅」今の街とつながる富山・ぶらり街歩きコース編

転勤で富山に来たママや県外から移住して来たママに、富山をもっと知ってもらおうというツアー「富山 まちとつながる旅」。
11/8(木)に開催された「昔の街とつながる 高岡・伝統に触れるコース」に続き、11/19(月)には、「今の街とつながる 富山・ぶらり街歩きコース」が開催されました。
(→「昔の街とつながる 高岡・伝統に触れるコース」の参加レポートはこちら
今回のツアーでは、路面電車や歩いて楽しめる富山市中心部の注目スポットを巡ります。

ツアーガイドは澤井ネネさん。モデル・俳優・司会として活躍され、第一印象アップセミナーなどの講師もされています。
そんなキャリアウーマンなネネさんですが、男の子2人を育てるママでもあります(!)。
ご自身も富山市に移ってきて5年目。まちなかでの普段の暮らしぶりをご案内していただきました。

まず一行は、富山県庁から路面電車で大手モール駅へと向かいます。
実は富山生活4年目の私も路面電車に乗るのは初めて…!
車生活に慣れてしまうとなかなか乗る機会がないのですが、富山市のまちなかを移動するには路面電車のほうが便利だったりします。
参加者のみなさんも、あまり乗ったことがないという方が大半。
車で移動するときとはまた違う、ゆったりした時間が流れていました。

大手モール駅に到着後は2グループに分かれて見学です。
私がご一緒したグループがまず向かったのは、「富山市まちなか総合ケアセンター」。
ここでは、病時保育室が整備されていたり、お子様の発育相談をすることもできます。
今回は、出産後すぐのお母さんたちを支援する「産後ケア応援室」を見学させてもらいました。
出産後すぐは、慣れない育児や体調の変化で心身ともに不安定な状態にあるお母さん。
そんな、育児に奮闘するお母さんの不安を解消して、安心して子育てできるようにサポートしてくれるのがこの産後ケア応援室です。
安心して赤ちゃんを預けられる乳児保育室も備えられているので、お母さんがゆっくりお風呂に入ったり、仮眠を取ったり一人でお食事をすることもできます。
日中数時間のデイケアから、最大6泊まで利用可能なため、転勤や移住してこられて頼れる方がいないお母さんにはとても心強い存在です。

その後は、Uターンしてきた店主がまちなかで新しくオープンした雑貨・生活用品店「Labour&Laboratory」に向かいます。
こんなところにお店が!という隠れ家的な佇まい。
「富山では、大きな間口でどーんとお店を構えているのは、郊外型の大型チェーン店。
個性的だったりこだわりの品を置いている面白いお店は、間口が小さかったり見つけづらいようなところに実はたくさんあるんです」とネネさん。
歩いてみると、宝物探しのように新しいお店に出会えるかもしれませんね。
店主の出口さん。
「特に思い入れもなくUターンで戻ってきたから、富山のここがいい!というのがあまり出てこないんです...」と言いながらも、人が少ないことでストレスが減ったことや、食べ物が美味しくて8キロ太ったというお話もしてくれました。
また、様々なイベントにも出店されている出口さんいわく、今富山は空前のイベントブームなんだとか。
週末になると県内各地でイベントやマルシェが開催されています。
そういう場に行くと、新しいお店やこだわりのお店を一度に知ることができるのでおすすめです、と教えてくれました。
富山に来た際にはぜひ手作りマルシェや蚤の市をのぞいてみてくださいね!

2グループが合流し、商店街の裏通りを散策しました。
古本屋さんや器や雑貨のセレクトショップ、新しくオープンしたコーヒースタンドなどなど個性的なお店が並びます。
子どもの本の古本屋さんは定休日で残念ながら中は見られませんでしたが、ママたちは興味心身でした。
またゆっくり時間があるときに立ち寄りたい裏道ですね。

表に出ると、まちなかの商店街・総曲輪(そうがわ)通り。
「とやま移住」ブログに何度か登場している、富山市産農産物を売っている「地場もん屋」があります。

通りを抜けて続いては、ガイドのネネさんも働いているという「純喫茶ツタヤ」にお邪魔しました。
歴史は長く、創業は1923年。かつては道の向かいにデパートがあり、まちで一番にぎわっていた場所だったそう。
現在は、デパート跡地に「TOYAMAキラリ」がオープンし、また新たな人の流れが出ているエリアです。
4代目オーナーの宇瀬さんが、お店の歴史やまちの歴史をお話くださいました。
ツタヤブレンドのドリップコーヒーまでいただきありがとうございました!

その後は、ランチ会場の「HOTORI×ほとり座」へ。
こちらは今年オープンしたサンドイッチとお茶のお店。2Fはミニシアターで、サンドイッチを食べながら映画を観ることもできます。
みなさんでわいわいランチ。
ジューシーなチョリパンと爽やかなゆず緑茶をいただきました!

ランチ後は、2Fの映画館を見学。
上映作品の中には、2時間しないものもあったり。
子育て中のママたちからは、「映画をゆっくり観るなんて遠い存在と思っていたけど、お昼寝中に少しだけ楽しむのもありかな!」と言う声もあがっていました。
まちなかにひとりの時間を持てるスペースがあるのは貴重なことかもしれませんね。

同じく中央通りに店を構える「竹林堂」では、創業以来変わらぬ味で親しまれている「甘酒まんじゅう」をご紹介いただきました。
焼きたての甘酒まんじゅうをその場でいただき、お土産も1ついただきました!

富山で一番大きなお祭の「山王祭」が開催される6月1日には、「朔日饅頭」としてこの甘酒まんじゅうを食べ、無病息災を祈るというのが慣わしになっています。
早朝5時の開店前から、たくさんの人が竹林堂の前に並んで朔日饅頭を買い求める光景が見られるんだそう!
地元のお祭やイベントを知ると、その地域をより楽しめる気がしますよね。
竹林堂さんの前で記念撮影

続いては、中央通りで知らない人はいないという女性が待っているということで、「富山 まちとつながる旅」第1弾でガイドをしてくださった室伏さんが営む「Cafe 54」にお邪魔しました。
こちらでは、商店街の昆布屋さんで生まれ育った章江さんが出迎えてくださいました。
章江さんは、お姉さんと一緒に20年ほど前、中央通り商店街の活性化を図ろうと、チャレンジショップを空き店舗に呼び込むという事業を始めました。
なんとその時章江さんは高校生!!商店街活性や空き店舗活用など今でこそ大きく取り上げられている地域経済のトピックスですが、当時はそのような事例はほとんどなく、本当に先駆けの取組みだったそうです。
富山県出身の作家・山内マリコさんが書いた「メガネと放蕩娘」という作品は、章江さんたちの活動がモデルになっているんだそう。必読です!

中央通りのもちやさん「石谷もちや」のあやめ団子をおやつにいただきながら、ご自身も子育て中の章江さんとツアー参加者のママさんたちで、子育て世代に優しい商店街の可能性を語り合っていました。
富山では砂糖醤油のみたらし団子ではなく、黒砂糖蜜の「あやめ団子」がスタンダード。「和菓子屋」さんではなく「もちや」さんがたくさんあるのも、県外から来られた方には新鮮です。

最後の行程では、「ジケの靴工房」で革小物作り体験をしました。
こちらではベビーシューズの制作体験や、月末の日曜日には靴だけでなく様々な生活用品の制作体験も開催しています。
水上さんに教えていただきながら、革のキーホルダー作りに挑戦です。
簡単な作業はお子さんも一緒に体験できそうですね。
みなさんそれぞれに色形やスタンプを選んで、素敵な作品に仕上がっていました。

その後、路面電車で富山県庁まで戻って今回のツアーはお開きとなりました。
富山市のまちなかと呼ばれる狭いエリアを巡りましたが、富山の今と昔がギュギュッと詰まった中身の濃い1日でした。
参加者のみなさんも、普段は通らない道や、通り過ぎてしまっていたお店を知ることができたのではないでしょうか。
私にとっても、富山に移ってきてから歩いて楽しむことをあまりしていなかったなぁと振り返るきっかけにもなり、この週末はさっそくまちなかに出かけてみました。
少しずつでもそのまちに興味を持って知ることができたら、そこでの暮らしがより豊かになっていく気がしてきます。

明日11/27(火)は「富山 まちとつながる旅」最後の交流会。
2つのツアーに参加されたみなさんが感じた富山はどんなものだったのでしょうか。
お話を聞くのが楽しみです!(富山県定住コンシェルジュ一条)